学校ならではのシヤ
白の死の数日後、母親も首を吊って死んだ。するとこんどは、母親まで死んだのは雇い主の責任だと言いがかりをつけて、チンピラが貴金属商から金をゆすりはじめた。やがて、金属商も店を手放すことになった。シヤある日、夏家の扉をノックして、ひとりの男がはいって来た。年齢は30代後半くらいで、国民党の軍服を着ている。男は頭を下げて挨拶をすると、祖母にお姉様、夏先生にお義兄様と呼びかけた。祖母も先生も瞬とまどったが、そのうちようやく、自の前の凍々しく健康そうハンチエンな男性が漢臣だとわかった。日本軍に拷問されて絞首台で殺されかけたのを祖母と夏先生が救4固なき隷属の民ハンチエンい出し、3ヵ月聞かくまってもとのからだにもどしてやった、あの漢臣だったのだ。漢臣のうしろにもうひとり、兵士というより大学生のような風貌をした背の高い痩せた青年が立っていチウコーた。漢臣が、友人の諸葛だと紹介した。母は、ひと目でこの青年が気に入った。夏の家を出てから、漢臣は国民党情報組織の上級士宮になり、錦州全域を管轄する特務部隊を担当するようになったのだという。帰りぎわに、漢臣は祖母に言った。お姉様、私はお姉様御家の手で、この命を取りもどしていただきました。